こんにちは。昨日は、SHElikesのトークイベントに登壇させていただきました。
トークテーマは、
『”好きなコト”を仕事にするための具体的HOW TO講座〜趣味の海外旅行をビジネスに〜』
タイムテーブルを考えながら、我ながらものすごいテーマを選んでしまったなぁと試行錯誤しながらも、“好きなことを仕事にする”というのは働く女性にとって永遠のテーマだと思うので、自分の過去を振り返る作業からスタート。やってよかったこと、逆にやらなければよかったこと、やっておけばよかったと後悔していることなどを、具体的なエピソードと共に分かりやすくお話しできるよう、自分なりに工夫しながら2時間の構成を組み立てていきました。
まずは、好きなことをどう見つけるか。そして、それをどう仕事に結びつけるか。
私は海外旅行が好きだったからこそ、「発信者の顔が見えて、実体験を元にしたリアルな旅行先の情報を知りたい!」というニーズが生まれました。そして「同じことを思っている旅行好き女子は絶対いる!」という確信に変わり、旅MUSEが生まれました。
手間とオリジナリティで、他の大手メディアと差別化
旅MUSEを作るとき、「普通の旅行メディアを作ってもつまらない。たくさんのライターさんに外注して記事をたくさん書き、SEOを効かせてPVを上げ広告出稿を取る。というやり方はしない。」と決めていました。
例えそれでうまくいったとしても、大企業がもし真似をしようとしたらすぐに真似でき、資金と人材が乏しいベンチャーはひと吹きでひょいっと吹き飛ばされてしまう。。
だから、旅MUSEは
「手間とオリジナリティで勝負!」
と最初から決めていました。クラウドソーシングでライターさんを見つけて記事を外注するのではなく、ブログやSNSで素敵なコンテンツを発信している人を徹底的に探しまくる。そして旅MUSEの「ミューズ」としてオファーし、記事審査を経て、やっと実体験の旅行記を記事として公開する。
さらに、「実体験を元にした旅行記」ということは、記事数も限られます。
“ミューズの年間旅行回数=旅MUSEのマックスの記事数”
記事数が増えなければPVも上がりづらい。。こんな面倒なこと、絶対大手は真似しない!と。
確かに、旅MUSEより大きくてユーザー数も数百倍いるメディアはたくさんあります。でも、「海外旅行」という分野で、読者の皆さまにとって参考にしていただける情報を発信しているという、絶対的な自信を持っています。
ここに価値を見出していただいた方が、クライアントとして旅MUSEに広告出稿してくださっています。
このようないい循環を作れているのは全て、旅MUSEで記事を書いていただいている総勢150名を超えるミューズのおかげです。
フリーランスやベンチャーの少数精鋭でやるには、徹底したオリジナリティと差別化、そして多少の手間が、絶対的な価値になると信じています。
旅MUSEもまだまだこれから!ミューズの皆さんと共に「こんな旅してみたい!」と思っていただけるような記事を発信し、海外に行ったことがない方にも「行ってみようかな」と思っていただける世界観を作っていきます!
イベントにお越しいただいた皆さま、SHElikesの皆さま、ありがとうございました!
マスは考えるな!ニッチを狙え!
皆さんは、どんな強みで、自分だけのビジネスを確立しますか?
野々村
インタビューが公開されました!
「趣味の海外旅行をビジネスにできたのは、人との出会いがあったから。人と人をつなぐメディア『旅MUSE』創設者・野々村ナミさんの仕事観」